コミュニティ障害、人間関係で悩む方は、ぜひ一読。 『アドラー心理学 ―人生を変える思考スイッチの切り替え方』
コミュニティ障害など、人間関係に悩む方は多くいらっしゃいますが、この本、平積みになっていました。
『アドラー心理学 ―人生を変える思考スイッチの切り替え方― (スッキリわかるシリーズ) 』
「アドラー」は、フロイト、ユングと並ぶ20世紀初頭にでてきた心理学の三大巨頭のお一人。
正直、お二人に比べてお名前を聞く機会が少なかった印象ですが、
このアドラー医師の説いた心理学が近年ブームになり、多くの本が出版されるようになりました。
ということで、本屋さんでも平積みになっているアドラー心理学の本をよく見かけるのですが、
(ブームってスゴイ。(笑))
いや~、これが、読んだら納得。
とても的を射る感じで、人間関係の心理学が書いてあります。
そして、無意識でこうしたとか、幼い時のトラウマを解決しなければ…、などの遠回りな感じでなく、
問題解決に向けて直線コースでいけるような、明確さがある。
私のなかで心理学と言えば、こうしたら人はどう考えるか、というような相手の気持ちに注目した印象だったり、
人全体はどのように考え、どのように行動するか、というような、
人の心理についての研究のイメージがあったのですが、
(心理学、ほとんど勉強したことがなく…。(笑))
この本は、自分自身の「思考回路」に注目して、
思考回路自体を改める感じ。
自分が当然のように考えてしまう、原因と結果は、
実は当然ではなく、考え方(思考回路)に問題があってトラブルになっている場合が多い。
まず、自分の思考回路が人と違うことに気づき、
どのような思考回路で考えることが、より建設的で、よい結果をもたらすかについて勉強し、
その思考回路を改めることで、
人間関係のトラブルを解決し、人とのより良い関係を築いていく、というような感じでした。
アドラー医師によると、人の悩みはすべて人間関係にからむそうですが、
物事のとらえ方や考え方を教わり、人と共感し、自分自身の納得する人生を送ることができたら幸せかも。
心の中のトラブルに悩む方は多くいらっしゃるようなので、
人の心理について勉強し、新たな目を開いてみることもいいと思います。