ヨレヨレの服を着ない
物を大切にすることは、大事だと思っていました。
日本のモッタイナイ精神は、美しい心だと。
でも少し、間違っていたな~、と思うことがあります。
「だからって」という話ですが、
人から見て、ヨレヨレの服を着たり、使いこみ過ぎたお財布を毎日だしたり、
みすぼらしい恰好をして大丈夫、という話ではなかったな、ということです。
日本の「勿体ない」を「MOTTAINAI」(モッタイナイ)として、世界に広めたノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイさんは、拝見すると、とてもオシャレで、いつもキレイで素敵な服をきていらっしゃいました。
だからこそ、みんながワンガリ・マータイさんの声に耳を傾け、賛同し、この運動が広がったところもあるのかもしれません。
これが本当のモッタイナイの精神なのかも。
モッタイナイとは、服をよれよれになるまで着たり、寿命がきて悲鳴を上げそうな物をそのまま、使い続けることではなく、
人に対しては、最高の礼を尽くすような気持ちを忘れずに、
与えられた資源を大切に使っていくことかも。
そういえば、斎藤一人さんもお弟子さんが使い込んだバッグをつかっているときに、
もうバッグが許してくれって悲鳴をあげているよ、みたいなことをおっしゃったと読んだことがあります。
この本に書いてありました。
ただ長く使えばいいというものではなく、物には寿命があることを考えるのも大切なようです。
やっぱり人は心配されるようなみすぼらしい恰好ではなく、
キレイに素敵にみえるようにしておくべきかもしれません。