センスの良い服装は、シルエット。 色で無謀な冒険をしない選択。
以前にテレビのファッション講座で、プロのスタイリストさんが、
「ご自分のクローゼットを見て、同じような色、同じような形ばかりではありませんか?
そこにない色を買うようにしてみて下さい。」
というようなお話をされていました。
色を楽しんで、カラフルにキレイなクローゼットになるように服を選ぶことがお勧めだそうです。
なるほど、と思いますが、ただこれはオシャレ上級者を目指す方。
オシャレ上級者さんでない、さほどオシャレに気を遣い続けられないとき、
現実にこれをすると、お金とエネルギーが継続して必要な感じで、失敗するリスクも高いかもしれません。
「いつも色々な色の服をオシャレに着こなしている」という状態になるには、
それに合う靴、合うカバン、合う小物が必要で、それなりに多くの物を持つため経済的ではなく、
なにより、カラフルなオシャレで目立とうとする分、
失敗した時も、また目立つ。(笑)
また、自分自身が落ち着かないので続かない、ということも多い。
カラフルって、若いとそういう練習が大切だと思いますし、
多少失敗していても、安いもので小物などを揃えて、フッァションを整えやすく、
上達を期待させる素敵感もあるのですが、
ある年齢を過ぎると、それなりの品格を持つことで周りから大切にされる、ということを実感するようになり、
安物でカラフルは、リスクが高すぎるので、
どこかでそれなりに値の張るものを買う必要があり、
色合い的に合う、カバン、靴、小物、ちょっと羽織る上着や、ソックス類なども揃えると、
まず、ある程度のお金と気遣いをかける覚悟が必要。
優雅なマダム、フッションを楽しみたい方、楽しみたい時、にはお勧めかもしれませんが、
実はなかなか手が出せないという方も多い。
オシャレ上級者さんを目指すための番組なので、
やはり、オシャレにかけられるエネルギーは日々ではなく「ときどき」、とか、
まだそれほど熱心に取り組み続ける気があるわけでもない、という時には少し違うかもしれません。
だいたい、いつも素敵にしていたい、
でも、毎日考えたり、大変なのは負担。
あまり考えないでラクして、素敵に見える方法はないか、
なとど考えること自体が、
もう、フッァションの王道からは大きく外れるわけですが。(笑)
そんな時、すぼら?で素敵、ラクで間違いづらいと思う方法は、
色で無謀なほどの冒険をせず、
全体のシルエットに気を遣うこと。
パンツの長さ、トップスの長さ、素材の感じや、すその雰囲気、みたいな、服の全体のシルエットにこだわって考えてみる。
そこにこだわって、自分の好きな色を無理しないで集めてみると、
何となく、いつも好きな洋服に囲まれて生活することができる。
自分の好きな色って決まってくるので、とことんその色、着たい服を着てみるというのも、
自分の心地よい選択になると思います。
多くの色で勝負せず、シルエットにこだわってみると、バリエーションもあり、格好良く見える。
自分の気に入ったパターンの服は、似たり寄ったり、または系統が同じことがおおいので、
自分の持っているアイテムのなかで、着回しできる組み合わせが多く、着やすくなります。
パンツは、中途半端にせず座ってもカッコよくみえ、立っても引きずらない微妙な長さ、で長めにするとか、なんでもいいのですが、自分の格好いいと思うシルエットで、トップとボトムを合わせる。
自分の好きなある程度のパターンが決まってきますが、
その組み合わせがカッコよく決まる、と自分で思えると、
服も選びやすくなり、いろいろな色や柄の服を楽しめるようになる。
結局カラフルを楽しむにしても、順番をシルエットから意識するようにするととてもラクです。
丈のバランスに気をつけたり、足を細く見せるカットにこだわったり、
ラインが細身にキレイに見えるトップを選んでみる。
自分なりにシルエットをキレイに見せようと意識して、
ブランドの良い店で揃えると、自分のセンスにかかわらずデザイナーのセンスが優れているので自然と全体的な印象のレベルを上げるように思います。
また、例えばパンツの丈は、お気に入りの長さが決まっていて、いつもその長さで切ってもらい、もう、股下何センチで切ってもらうかが決まっている。
としているとそれだけで失敗がなく、ラクな感じです。
(季節によって短く、とか、そのパンツのデザインによって変わるということはありますが、パンツスタイルの基本の長さは決めていると、一回一回迷ったり、都度パンツスタイルの恰好が悪くなる心配をする必要がありません。)
何かと張り合う人や、そんな雰囲気の場所に出かけなければならないときにも、
シルエットに気を遣い、色はセンス良く、ぐらいで決めると、
色や柄で勝負をするより頑張り感がなく、さり気なく、センス良く決まる。
自分が好きな服って、相手が勝負を仕掛けてきても負け感がありません。
(本当に好きな服を着心地よく着ている、とか、どちらがより満足して着ているかで決まるところも大きい。)
(頑張った感がですぎると、いかにも勝負、という感じで疲れる。)
さり気なく、そこに気を付けてみると、
実はスゴク気を遣い、頑張ってオシャレしていても、
頑張った感がですぎない。
プレッシャー ゼロ? なのでラク、負け知らずの勝負ができるかも。
あまり人と同じデザインにしない、という服のデザインだと、より素敵になるかも。
色を派手にしないオシャレも、経済的で、パターン化できる分ラク。
(シルエットだけ決めておいて、あとは色やその服のデザイン、素材などで変化をつければいい、というときなどもありラク。)
楽しいと思います。